R32 HICAS ニュートラル位置 調整
高速走行時、何度かHICASランプが付いたことがあるのですが、今回も付きました。
まず、パワステリザーバタンクの油量のチェックで、漏れが無いことを確認。ここのセンサーも調子が悪いことがある。
ソレノイドバルブあたりが、かなり錆びていたので、とうとうだめになったかと思い、自己診断を行ってみる。
| HICAS 自己診断 (日産整備マニュアルより抜粋) |
- 自己診断開始要領 (マニュアル車)
(イ)キースイッチをOFFにする。
(ロ)ギヤをニュートラルに入れる。
(ハ)エンジンをスタートさせる。
(ニ)エンジンスタート後10秒以内に、ステアリングを中立状態から左右に20°以上、かつ5回以上切り、次にフットブレーキを5回以上踏んで戻す。
- 診断開始後入力項目
(イ)フットブレーキを踏んで戻す。
(ロ)ステアリングを中立状態から左右に20°以上切る。
(ハ)クラッチを踏んで、ギヤをニュートラル以外に入れてから、ニュートラル、クラッチを戻す。
ギヤをニュートラル、パーキング以外に入れ、パーキングに戻す。
(ニ)車両を2〜3m以上前進させ、2km/h以上の車速を入力する。
- 自己診断項目
(イ)右側ソレノイド出力
(ロ)左側ソレノイド出力
(ハ)カットオフバルブ出力
(ニ)EPSソレノイド出力
(ホ)車速信号
(へ)転舵角信号
(ト)転舵角中立信号
(チ)クラッチ信号
(リ)ニュートラル信号
- 自己診断表示パターン
全項目正常な場合は、HICAS警告灯が4Hzで点滅する。
異常な場合は、下の図のように点滅する。

この診断を実際に行うと、リアタイヤが右に、左にガクンガクンと踊るんですよね。自己診断モード中、ずーっとリアタイヤが動いています。結構トーが2センチくらい動いていて、かなり動いているんだと実感させられました。
結果は、正常を示す、HICAS警告灯の点滅でした。となると、中立位置かということで、ハンドルを抜き取り、見たら、ニュートラル位置が右に30度くらいずれていました。
今回は、ボスも抜いてステアリングボルトのマークアジャストをステアリングボスのTOPと合わせ、HICASセンサーのコネクタ部分が12時をさすように、またスポンジでくるんだ部分を6時の位置になるようにしました。(後期の場合です。前期の場合は、変な方向を向いているので、前期純正ハンドルでセンターを合わせないといけません。)
当然、直進しないので、フロントのタイロッドを調整してトーセンターと合わせました。先日のフロント全交換で、トーセンターとハンドルセンターがかなりずれたようです。
これでHICAS警告灯は付かないと思いますが...

日産お客様センターに、再度問い合わせてみました。
HICAS転舵角センサーは、やはりニュートラル位置が重要ということでした。ニュートラル位置が±20度以上ずれているとニュートラルではないと判断するそうです。 従って、センサー位置が20度以上ずれた状態では高速でステアリングの舵角に応じ、最大1度で同位相にリアもコントロールされるとのことでした。
ステアリングボスのTOP = HICAS転舵角センサーのTOP = タイヤのトーのセンター に合わせることは非常に重要なことでした。
ただ±20度をニュートラルとして認識するので、シビアにセンターを合わせなくても良いような話をしていましたが(2, 3度以内程度)、センターがずれればズレた分だけ、左右の舵角の検知具合が異なるということなので、やはりシビアにセンター合わせをしなければならないと実感しました。

|