R32 リアリンクブッシュの脱着・圧入
先日のフロントナックルアーム、ロアアーム一式交換で、ブッシュが如何に乗り心地、車の挙動を制しているかが分かりました。 となると、リア周りも引き締めたいものです。 DIYで安上がりにということで、リンク類の新品交換はせずに、ブッシュの交換をしてリフレッシュしたいと思いました。
しかしながら、交換可能なブッシュは、日産部販ではリアアクスルハウジング側のブッシュのみということで、品番 55157-0P000 で取寄せ可能です。ただ、リアのアッパーリンク2本も同じブッシュを使用しているので、これらもこの品番のブッシュで交換可能でした。 1個350円でしたので、NISMOを取寄せるよりはだいぶ安上がりです。 10万キロを越していれば、純正ブッシュでもかなりの効果はあると思います。
ロアアームは、NISMO しか販売されていないようで、その品番は、 55045-RS580 になります。
ブッシュ交換は、アクスルハウジングのブッシュ交換が整備要領書に記載されていますが、ブッシュリムーバーというジグが必要になっています。
これは単純に長いボルトに両端のナット、ブッシュを押し出すドリフト、ブッシュを抜いて囲い込む側のドリフトという構成になっているので、ドリフトが用意できればDIYでできそうです。 なおR32ブッシュ交換について、R32ジジイ-Rさんのページに、記載されていますので、とても参考になります。
リア、アッパーアーム前・後
秋の長雨で、車をいじれませんが、別途オークションで入手したアームがありますので、家でぼちぼちブッシュの脱着を行います。やはり現行のブッシュを交換するよりも別途リンク、アームを用意したほうが良いでしょう。 ガレージのある方、ずっとジャッキアップしていられる方は現車のリンク、アームを扱っても良いと思います。
1.こんなカチカチに入ったブッシュが取れるのでしょうか? ちなみにリンクの金属カラー内に、ブッシュの金属カラーが圧入されているという状態です。MAZDAロードスターなどは、ブッシュ外側はゴムのみになっているようで、こういう構造は抜きやすくてうらやましいですね。

2.ボルトに、ナット - ワッシャー - 21mmソケット - リンク - 内径32mmのパイプ - ワッシャー - ナット という順番で、はめて抜きますが、R32ジジイ-Rさんの言われているとおり、このままではびくともしませんでした。 トーチであぶって、漸く回るようになりましたが、かなりあぶると楽に取れるようです。この場合、下の32mmのパイプカラーだとブッシュが途中までしか出ませんので、ギアプーラーで最後は引っこ抜きます。2つ32mmのカラーを買っておけば、そのまますっと抜けたと思います。

最後はギアプーラーではずしましたが、引っ掛かりが小さいもので外れてしまいました。外れる際、リンク側のカラーがえぐられました。

3.こんな風に取れました。初回は時間がかかりましたが、2回目からは要領を得て時間は短縮されました。

4.こんな風に、4本のリアアッパーリンクは外れました。

圧入は、21mmのソケットだとブッシュのゴムをいためるので、22mmのソケットが必要です。持ち合わせが無いので、今日はこれまで。
それと、ロアアーム側のブッシュはなんとツバが付いていて簡単にはこの方法で抜けません。
R32ジジイ-Rさんはツバを削除してから行う方法を取ってました。 私も習ってその方法でやってみたいと思います。
| かなりやばいロアアーム (Aアーム)のブッシュ脱着 |
ロアアームのブッシュ構造は、このようになっています。

カットするためには、サンダーで削り落とさなければなりません。サンダーは、両手を使うので、一人では作業できず、カミさんに押さえてもらったら、切り屑の火の粉が飛び散り、ゴムがこげて臭い臭い、しかも部屋のリビングでやったものだから、「こんな危険なことしないで!!」と、険悪なムード。
一箇所やったのみで後3箇所もあるのだが、とても手伝ってもらうことはできません。
仕方が無いので、友人のところで何とかならないかと相談しに行ったのですが、ブッシュのゴムだけ抜いてから、金のこで内側のカラーを切ったらどうか、と新提案してもらいチャレンジ。

結果、うまく金のこを平行に切れなく外側まで切れてしまって、手詰まり。
結局、一人でロアアームを足で支え、サンダーで削ることでブッシュカラーを抜く準備ができました。中のボルト用カラーをバーナーであぶって、中のカラーを抜いておくと、中央のカラーが邪魔にならず、外のツバ部分は楽にサンダーで削ることができるようになりました。
サンダーでツバを削り落とした後

その後は、ボルトとナットとソケットで抜きます。


ようやく、全リンク、アームのブッシュが抜けたので、あとは打込むだけということでほっとしたわけですが、この後の打込み作業は、困難を極めました。
アッパーリンク前側には安い純正ブッシュ350円を打込むことにしましたが、これが固くて入らない。途中まで入れたが、どうにもこうにもボルトが曲がり再度抜き出す羽目に。結局アーム内のカラーを350番のサンドペーパーで鏡面にし、ブッシュ側も鏡面になるまで磨き、やっとこさっとこ入りました。もちろんグリース塗りました。

ちょっと嫌気が差して、NISOMO ○森ファクトリーに電話して、ブッシュの脱着圧入工賃を聞いたら、「うちはパーツだけで脱着圧入をやっていないので、工賃を出せないが、全部で割ると一箇所1万くらいか。」って言われ、脱着する方が大変なんだから抜いてあるともっと安いでしょって聞いたら、「そんなに安くはならないが、半額程度...」と。おまけに「今予約されても1ヶ月以上はお待ちいただきます」だって。そんなにプレス機詰まってんのかって。ロアアームはブッシュ代入れれば2万越しちゃって、新品NISMOアームと一緒じゃん。「高いですねー」って言ったら、「じゃあ自分でやってみればいいじゃないですか」って。何ともいやな態度。と、おかげでやる気を起こさせてくれたよ、頑張ってブッシュ圧入に再挑戦。
アッパーリンク前側は何とか入りました。
丸の付いているアッパーリンク、こちらはNISMOブッシュを入れました。これはいとも簡単に入り、NISMOのブッシュの方が一回り小さいかなと思うほどです。
問題は、ロアアーム。こいつは、ブッシュを抜くときも大変だったが、圧入も大変。カラー内も鏡面に仕上げ、ブッシュも周りの縦に入っているバリも落としたが、途中までしか入らない。何とボルトが6本もちぎれた。

こりゃもう、プレスしかないわ、ということで、知合いの車屋さんに頼んで一緒に圧入。何とこのブッシュは120Kgも圧を掛けないと入りませんでした。ボルトがちぎれる訳だわ。後の3つは50Kgほどで入りました。NISMOは1ヶ月以上待ちで、工賃はいくら? こちらは、社長の善意で工賃無料、助かったぁー。
何はともあれ、そんなことで圧入完了。シャーシブラックを塗って、完成。


何とか、オークションで入手した中古パーツ(3千100円)に、新品ブッシュを圧入して、純正ブッシュアッパーリンク(前側)、強化ブッシュアッパーリンク、強化ブッシュロアアームが完成です。ただし、ブッシュ代と、ドリフトとしてのソケット代はちょっとかかりましたが。
ところで、圧入済NISMOロアアームは、2つで5万6千円だし、アッパーアームも入れると+5万2千円、合計10万8千円ですよ。
ロアアームは、かなり固いので、ジョイント部の磨耗、ブーツの磨耗を考えると純正品を買ったほうがいいかも。予算の都合でNISMO完成品を買うのをためらっているなら、私のように、ブッシュ脱着・圧入にチャレンジするのも良いでしょう。
手で圧入する場合は、ロアアームのみブッシュが入るカラーおよびブッシュを結構磨かないとだめということが分かりました。
リアナックルブッシュ交換
リアナックルのブッシュも交換しようと、オークションで入出しました。
R32ジジイ-Rさんでは、難なく交換できたとの報告。待てよ、GTRのナックルはアルミじゃなかったっけ。こちらは、鉄の鋳物。バーナーで熱しても全く動きません。しょうがなく、日産ディーラーに検討してもらいましたが、全滅。くるまやさんに相談したら、やはりナックルの上下が引っかかり、プレスではだめ。
結局、ナックルは断念しました。オークションで入手したナックルは、引き取り手が出て、落札価格と同額で引き取ってもらい、ほっとしました。

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